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麻の概念


梅雨真っ只中、過ごしにくい日が続きますね。

冠水に濁流など、悪いニュースも続いています。

知人や友人、家族の周りに影響ないことを祈るばかりです。

そりゃうまいこと言えば~、世界中の人や~、色々言えますけども。

阿弥陀様が見守ってくださいましたら。合掌。




さて、梅雨が明けると活躍するのが、<麻素材>です。

特徴といえば「涼しい」「速乾性が高い」「軽い」「吸水性がある」など、夏の定番素材として知られています。

<麻>といっても今市場に出回っている麻は、主に<リネン>と品質表示に印字され、ユニクロを代表にリネンのシャツやジャケットが発売されてからプレタでもリネンのアイテムが一気に増えました。

今でこそ夏の定番素材としてリネンが挙がりますが、実はユニクロが大量に発売される前まではリネンはそこまで浸透していませんでした。

セレクトブランドが中心で高価な衣類に多かったイメージです。

全然関係ないですが、ロベルタが撤退した後に麻のパステルカラーのジャケットを大量にファミリーセールで捌いた思い出があります。

あとは何故日本で麻が浸透しなかったというと、値段が高いとは別に、シワになりやすい特徴があったからです。

カッチリと背広を着る日本人には、どうしてもシワになりやすい麻素材は合わなかったのでしょう。

10年以上前から麻は夏の定番、と言い放っていても実際に麻が爆売れしたためしが無いです。

冬で言うコールテンみたいな物です。コーデュロイ。いやむしろ麻の方が浸透してますね。





ところで、<麻>と総称していますが実際は2種類に分かれます。

<リネン>と<ラミー>、それぞれ日本語で<亜麻~あま~><苧麻~ちょま~>と書きます。

代表的なのは勿論リネンです。

ラミーほど茎っぽくなくて柔らかい、チクチク刺さるよう着心地もなく体によく馴染む。

これほどまでリネンが世間に浸透したのも、極端な話ユニクロのおかげかもしれません。

逆の意味もありますが。

綿花についても辿ってみると面白いですが、麻には奥ゆかしくもまた違った面妖さがあります。

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