ストレッチに適した素材は?
夏になると活躍するのが、<ストレッチ素材>
毎年、様々なアパレルメーカーがストレッチについて媒体掲載します。
それでも「ストレッチは嫌」という方が一定数おられることも事実ではないでしょうか。
洋裁学校の頃教わったのは<ストレッチ素材=ポリウレタン>でした。
よくスキニーデニムなどには必ずといって混紡されている合成繊維。
ポリウレタンはストレッチ性には富みますが、唯一の欠点は劣化するところです。
着用頻度にもよりますが、大体3年前後でストレッチが断裂し劣化します。(断裂すると伸びたままで縮まない)
スキニーデニムなど以外にも、UNIQLOのシームレスダウンやネオレザーJKTにも使われていますが、丁寧に責任マークに約3年で劣化します、と記載までされています。
※数年前に流行ったダブルフェイスの生地にも、表と裏面の接着に使われたていたり。(ポリウレタンを塗布)
この断裂劣化が、一定数のストレッチを嫌がる原因なのかもしれません。
ではウール100%やコットン100%でスキニーパンツを履こうとすると、足の血管が止まる、いや恐らく生地が引っ張りに負け破れます。
じゃあどうするか、
劣化に強く、水にも強い、しかも伸縮性に富むのが10年程前に開発された<ストレッチポリエステル>です。(東レのT400)
合成繊維の中で最も丈夫、それがポリエステル。
ポリウレタンの欠点である劣化を補った、最もストレッチに適した素材です。
ですから、ポリウレタン使用のストレッチ素材に不安のある方は、ポリエステルを使用したストレッチ素材を着用してみてください。
ちなみに私はポリウレタンが大好きで(なんじゃそら)、春先になると生成や白でポリウレタン混のコットンスラックスを購入し、履き潰します。
松崎さん、いつもお世話になっております~
ポリウレタン混の超ストレッチコットンです。

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