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一本ぶっとい柱があるとして

日常にスーツスーツスーツが溢れかえっているせいか、最近はオーダースーツと全く関係のないブログを書いてしまっている。

なんとか後半のシメに一言だけでも関連ワードを、そんなことを考えながら書いているのだがやっぱり全体を通してよく分からない内容で終わってしまう。

今回のテーマも内容を全く決めずにいつも通り、「とりあえず書いとけ」と投げやり感覚。

このままではいけない、オーダースーツでモテたらなんたらかんたら~というタイトルで書くのであれば、やはりそれに基づいてスーツのことなりお客様のことなり書かなければ、と思う。

先週末か、FC2の管理画面を奥まで進んでいくと、驚くことにこのブログがファッションの枠で16000位の内、120位~180位を日々更新していることを知って正直嬉しさとともにびっくりした。

インスタグラム経由で広告しているので毎日20件くらいはアクセスあると思うが、実際にランキングを順位で見ると「もっとちゃんと書かなあかんなぁ…」と我にかえる。

真剣に書こう。ファッション、オーダースーツについて。



20代半ばの頃か、後輩が沢山できて周りの上司や取引先、競合他社との付き合いも増えて夜はもっぱら宴会というのが続いた。

家に帰って寝るまでは良いのだが、翌朝起きて昨夜の思い出を振り返るとあることに気付く。

「金がない…」

そう、まさしく織田裕二&財前直見ばりお金の無さで、今思い出すだけでもゾっとする。

私は織田裕二が好きである。

~である、と書いてしまうと文章全体~だ、~であろう、となど統一しないといけないのか、と夏目漱石風に吾輩は考える。

織田裕二の「お金がない」とは違う点、それはただ単純に浪費癖のせいでお金がないに至ったことだ。

前の会社の給料は正直世間と比べると厳しめで少なかった、しかし衣服も食事も困ってなかった、屋根のついた帰る所もあった。

お金がない、そうなった原因はさっきも言った、そう、浪費癖のせいである。

その時期でも当時、それはもう滅茶苦茶お金がなかったある日、家賃が払えない&携帯代が払えないという、まぁまぁ独り暮らしでは初歩的なことがあった。

10万円でいいから、行こう!と何をとち狂ったのか急に思い立ち、「人と顔を合わせずに金を借りられる所」、消費者金融である。

無人の金融屋に行き、私はそこの画面に置いてある用紙に自分の個人情報を書き込み始めた。

しかし、書いている途中で幸いにも「何をやっているんだ」と目が覚めた。

ここで本当に金を借りていたら、満場一致の黒歴史である。

もしそこで一回でも借りてしまっていたら、今頃私はどこかの法律事務所の世話になっていたかもしれない。



スーツのことは書かへんのかい!とツッコみが両こめかみから聞こえた気がする。

無理くりテーマに繋げるのであれば、人間、一本でもいいからぶっとい柱、大黒柱、餅投げでいう大黒餅のようなちょっとやそっとではビクともしない、太い信条、信念が心の中に必要なのだと思う。

こうして20代の苦しい時期を思い返すと、ニヤつくし、はたまたズーンと沈むような気持ちにもなる。

そんな大した変化ではないが、心にも金銭面でも今では多少余裕もある。

ただ、悲しいかな。

いろんな意味で、あの時の情熱はもう戻らない。

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