過去の事例~事故事件~
バイク事故でもなくて、酔っ払って頭をぶつけた、でもなくて、
一昨年かな?自社工場で起こった話、OEMの商品に針が混入していたらしく先方と揉めた話。
また先方の会社が規模大きくて、あくまで請負で縫製しているわけですから相当絞られたみたい。
3㎜でも5㎜でも、針は針です。
表地裏地、果たして芯地の中に埋まっていたかは分かりませんが、最悪命に関わる惨事になっていたかもしれません。
運悪く、検針機に引っ掛からなかったことと、どこの班のどなたかが針折れたことに気付かなったか、二重事故とも言えます。
ここ2~3年の大事故はそれっきりこれっきりもう。
次にすんごい昔の話。(30年くらい前)
ジャケットの前身頃、表地裏地の間に、<目打ち>が入ってました。

↑こんな
もちろん国内工場ですよ!?
検針…の前に気付くだろ~!納品前でギリギリセーフだったようです。
次は少し話が長い。最近の話で私が百貨店に在籍していた頃です。
お客さんに、仕上がりのスーツを納めますよね、お渡しが済んで3か月くらい経ちました。
17時以降の仕事にと、昼間売れた伝票をせかせか捌いてた時。
「すいません」
「いらっしゃいませ!あ~!この間はありがとうございました!どうかなさいました??」
「いや、あの・・・袖からマチ針が出てるんですよ…」
血の気が引くというより、何でしょうね、これからどんな手順で納めたらいいのか、全国の百貨店で5年に一回あるかないか?の大事故が運悪く自分に当たってしまったと。
まずはお詫び、売り場マネージャー、外商マネージャー、色々呼んでまたお詫び。
次の日午前の頭に工場、会社へ。
工場で使用しているマチ針かを調べてもらう。
案の定、工場で使用している針ではなくてお客さんにも事情を説明して、
結局は館側も会社もお客さんも「???」な話でした。
数週間経って、また同じお客さんが来店。
「ほんとにもう、原因が分からないんですけど、またスーツに針が入ってたんですよ・・・」
今回もまた、どでかいマチ針が、しかも同じ袖口の中に。
修理屋に出したこともないらしいし、んん~~!怪しいゾ!!
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後日。
外商から連絡が。
「誰かは分からんけど…嫁かなぁ…、突っ込んで聞かれへんかったけど、入れてたみたいやわ…」
どんな恨みがあったのか知りませんが、とんだ飛び火に巻き込まれた話でした。
針って血管に奥まで刺さるとシュッと中入り込みますから、怖い怖い。
事故以外にも事件もいっぱいあります。
名古屋松坂屋に立ってたK山の人がお客さんから金借りて飛んだ話とか。
京都に立ってたK山の人がマネージャー印鑑偽装したのか勝手に戻り(返金)して、レジから半年かけて250万ネコババして飛んだ話とか。
それでも新聞沙汰にならないところが大手の力はすごい!
さて、今日はいつもより気合い入れて検品しよう。
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