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3%(続き)

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衣服の価値って、なんだろうか。

Made in Japan.

危機感がない。

野菜や果物、酒などは日本の○○産や、○○県○○郡○○さんの育てた物ですとか、公表されています。

衣食住とあるように、ファッションは重要でなくてはならないもの、外見や意識をがらっと変える力があるのはファッションです、○○産のトマトを食べたから立ち姿が変わります、そんなことないですよね?


<国内ファッション、Made in Japanの商品は3%にも満たない>


日頃よく着る衣服や靴、およそ97%以上がベトナムやミャンマー、バングラデシュ、中国などが主な生産元です。

このスーツは日本製なのか中国製なのか。

現実はそういうもので、バッグや靴、ダウンからジーンズまで、ハイセレクトでない限り海外主にアジア諸国で生産されています。

97%。纏うもの全身というのも十分あり得る率です。

何故そこまで国内生産が減ったのか。

国内全盛期に工場がいくつあったか分かり兼ねますが、今や服の工場50社にも満たない数、
減った原因はシンプルで、安く、多く、利益を出そうと、業界こぞってまずは中国に工場を固めたのが原因。(日本で時給850円としたら中国は140円)

そうすると中国に技術を盗まれて、今度は中国までコストが上がるようになり今度はベトナムに、メーカーからの外注が無くなった日本の工場は稼働しなくなる、これの悪循環です。


<作り手に興味を持ってほしい>


そんな数少ない国内生産ですが、例えばアクアスキュータムのコートが日本のどこ製か、DAKSのスラックスは日本のどこ製、阪急メンズ館メジャーメイドコーナー、工場は鳥取、ではその鳥取の工場は他にどこのオーダースーツを仕立てているのか。

百貨店行ってプレタのどこのブランド選ぼうかってワクワクしますし、それと同様でオーダースーツの作り手選ぶのもワクワクしてほしい。

どこどこのオーダースーツ店で買いました、方や友人はどこどこでオーダーしました、それってもしかすると同じ工場だってこともあり得ます。

野菜は作り手の顔が見えるのに、服には作り手への意識が全然浸透していない。

ペコラの佐藤先生、テーラー&カッター有田先生、特に一線級でも果たして、作り手に従順しているかと少し疑問もある。

工場には接客は出来ずとも、技術面では有名カッターに負けない程のプロフェショナルが存在します。

周知されてないですが、オリテック山形には増田先生もいます。



さぁ!3%の話が逸れてきましたので、固有名詞出してきたら終わりです、この辺りで。


オチが増田さん、みたいな書き方になりましたが、元気にしてるんかなぁ。春やねぇ。

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