○○オーダー?

月末です!!
百貨店に在籍していた頃、月末は館側から掛売代を早く計上しろと迫られます。
言わばメーカー側の貯金を館に渡す、ということ。
基本はお客様の洋服が仕上がってから、例えば10万の内4万程を百貨店へ渡します。
ただ、月末だけは仕上がっていなくても計上しろと上からガミガミ言われる。。
いやいや、当初のルール無視してまで何で計上せなあかんのですか!
来月どうすんの!?
今月カツカツなら来月もっと!?
そんなね、たかがオーダー売り場の計上額なんてたかが知れてるし、もっとアルマーニやゼニア辺りから絞り出しなさい。
だから、目先の数字しか見てないあなた方は家賃収入屋、と言われるの。
前年前年と比べ合うような昭和の考え方はいい加減辞めて・・・。
さて、○○オーダーとは?
オーダースーツ業界では、どこもかしこも○○オーダーと、様々な呼び方で自分とこを良いように良いように呼んでます。
例えば、
スタイルオーダー、カスタムオーダー、サイズオーダー、ディフィカルオーダー、色々です。
基本は<フルオーダー><イージーオーダー><パターンオーダー>に分かれます。
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なんか長くなりそうな。。

フルオーダー、カッター(職人)がお客様を測り一から型紙を起こす、仮縫いを組み立て再度フィッティング微調整、上衿や切羽などは基本手付け仕様のハンドメイドです。
偽フルオーダーも存在します。
まず型紙はイージーオーダーのデータ(CAD)を使います。
仮縫いだけは組み立てフィッティングを(パフォーマンスです)。
工場もイージーオーダーのラインへ流します。
前者のフルオーダー、専門店では最低でも20万~、百貨店では28万~が相場です。
後者のフルオーダー、専門店では最低10万~、百貨店では20万~。
よくインターネット広告で見かけるフルオーダースーツ10万から、これは後者です。
その後者のフルオーダーがこそっと、30万や50万だったりもします。
枠に限りもある為に今回はフルオーダーの話だけ。
結局何が言いたいかというと、闇深い、ということです。
次回かその次、イージーオーダーの話ができれば。
さて、そろそろお客さんにメールです。
「修理品、半月も待っているけどいつ出来るの」
その前にお客さん…伝票の控えはどこいったの。。口答でも言ったよーい😡
言った言ってないでは負けるよね、その為の控えデス。
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